世界を拡張させる「月」


今夜は中秋の名月らしい。

月にまつわる物語って多いんだよね。
昔からみんな、夜空に浮かんでるあれを見て、
いろいろな想像力を膨らませてきたんだと思う。

曰く、
あそこにはウサギが暮らしているんだとか。
月の光には人をケモノにしてしまう魔力があるんだとか。
月に行くことが、人類の進歩の証なんだとか。

なんでだろうね。
もしかすると、怖かったのかね。

あんな明るくてでっかい天体が夜空にあるのって、意味わかんないもんね。

わからないものは怖いから、
「きっとこうなんじゃないか」っていろいろ考えたのかも。

月はそこにあるだけで、なーんにも言わないのに、
我々の世界を拡張現実させていたのかもねえ。